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クリニックのホームページ構成|予約前に確認する10項目
ホームページのリニューアルが話題になると、まず色や写真、デザインの案に目が向きがちです。けれど、受付に「今日は午後も診ていますか」「駐車場はありますか」といった電話が続いているなら、見直したいのは見た目より先に、情報の置き場所かもしれません。
予約を考えている患者さんが確かめたいのは、主に「いつ開いているか」「どう行けばよいか」「自分の症状を診てもらえるか」「どう予約するか」「費用の条件はどうか」です。この記事では、これらがどのページのどこにあるかを10項目で確かめる方法をご紹介します。
大切なのは、載っていない情報と、載っているのに見つけにくい情報を分けて見つけることです。前者は院内で事実を確かめて書き足す作業、後者は置き場所やボタンを動かす作業になり、直し方も担当者も変わるからです。
この記事の内容
患者さんはどのページで何を確かめているのか
一般的な外来クリニックなら、役割の違うページに分けて考えると確認しやすくなります。これは編集部の整理案で、診療内容によって分け方は変わります。
- トップ:今行けるかを判断する(診療時間、休診日、アクセス、予約方法)
- 診療案内:自分の症状が対象かを判断する
- 初めての方へ:初診当日の流れと持ち物を知る
- 医師紹介:誰が診るかを知る
- アクセス・予約:行き方を確認し、予約を済ませる
患者さんの疑問にまっすぐ答える情報をそろえることは、検索で見つけてもらううえでも土台になります。GoogleはAIを使った検索機能についても、従来のSEOの基本が引き続き当てはまり、利用者にとって独自で役立つ内容が重要だと公式ガイドで説明しています。特別な書き方を探すより、まずは患者さんの問いに答えられているかを見てみましょう。
図で整理:実行する3つのステップ
- ページ一覧と確認者を決める
点検するページのURLを一覧にし、受付の実情を知る人を確認者に加える。
- スマホで10項目を記入する
実機で各ページを開き、掲載あり・探しにくい・掲載なしの3区分で記入する。
- 判断表で振り分けて直す
情報不足・導線・外部情報の不一致・規制の確認に分け、担当と修正方法を決める。
スマートフォンで確かめたい10項目
パソコンではなく、スマートフォンの実機で各ページを開いて確認することをおすすめします。下の記入例は、架空の医院を想定した仮の例です。
| No. | 掲載ページ | 確かめること | 記入例(仮) |
|---|---|---|---|
| 1 | トップ最初の画面 | 医院名と診療科目が文字で読める | 〇〇内科クリニック/内科・消化器内科 |
| 2 | トップ最初の画面 | 今週の診療時間と直近の休診日 | 木曜午後休診、臨時休診の告知あり |
| 3 | トップ・アクセス | 最寄り駅からの道順と駐車場の有無が、地図なしでも文字で読める | 駅の出口名と目印を記載、駐車場なし |
| 4 | トップ | 予約の要否と方法。Web予約ボタンと、タップで発信できる電話番号 | 予約優先、電話番号がリンクになっていない |
| 5 | 診療案内 | 症状名の見出しと、対応できない内容の案内 | 「腹痛」「胃もたれ」の見出しあり |
| 6 | 初めての方へ | 持ち物、初診の流れ、受付時に必要なこと | 持ち物の記載なし |
| 7 | 診療案内・料金 | 保険診療と自由診療の区別、自由診療の費用条件 | 自由診療の料金表が別ページに分かれている |
| 8 | 医師紹介 | 経歴と専門領域 | 経歴のみ、専門領域なし |
| 9 | 予約ページ | 入力項目が予約に必要な範囲か、送信後の連絡・変更方法の案内があるか | 送信後の案内なし |
| 10 | 外部の掲載情報 | Googleビジネスプロフィールなどの診療時間・休診日がサイトと一致している | 祝日の診療時間が一致していない |
確認から修正までの3つの進め方
1. 見るページと、一緒に確認する人を決める
確認するページのURLを書き出し、医療事務など受付の実情を知っている人にも加わってもらいましょう。制作側だけでは「どの情報が電話で聞かれているか」が見えにくいためです。受付でよく聞かれる質問を数週間メモしておくと、項目5〜7で足りない情報を見つける手がかりになります(編集部の提案です)。
2. スマートフォンで点検結果を記入する
各項目を「掲載あり」「掲載ありだが探しにくい」「掲載なし」の3つに分けて記入します。点数をつけるより、どれに当たるかを残しておくほうが、次に何をすればよいかがはっきりします。
3. 結果を振り分けて、担当と直し方を決める
記入した結果は、原因ごとに次のように分けると、誰が動くかを決めやすくなります。
| 記入結果 | 主な原因 | 直し方の例 |
|---|---|---|
| 掲載なし | 情報が足りない | 院内で事実を確かめ、文章で書き足す |
| 掲載ありだが探しにくい | 置き場所・たどり方 | トップ上部や該当ページの見出しへ移す、ボタンの位置や文言を見直す |
| サイトと外部情報が食い違う | 更新の手順が決まっていない | どちらを正しい情報とするか決め、両方を同じ日に直す |
| 表現してよいか迷う | 規制の確認が必要 | 公開を保留し、公式資料で確かめてから直す |
一度に直す範囲を絞っておくと、どの変更が何を解決したのかを後から確かめやすくなります。
費用や表現で迷ったら、公開前にいったん止める
医療機関のウェブサイトは医療広告の規制に関わります。項目7の費用条件や自由診療の説明、体験談や写真の扱いは、厚生労働省の医療広告ガイドラインなどの公式資料を確かめたうえで判断する必要があります。この記事では掲載してよいかどうかは判断しません。迷う表現は公開を保留し、必要に応じて所管の保健所など関係機関へ相談することをおすすめします。 厚生労働省の医療広告に関する公式資料・Q&Aはこちらから確認できます。
今日できる一歩と、次に読みたい記事
まずは今日、スマートフォンでトップページを開き、項目1〜4だけでも記入してみましょう。最初の画面で診療時間と予約方法が見つかるかを確かめるだけでも、直す優先順位が見えてきます。
表現の根拠をどう集め、判断の記録をどう残すかは、医療広告の確認手順|原典・掲載表現・判断記録を揃えるで、ガイドラインの探し方と確認表の作り方を説明しています。構成を整えたあとに更新が止まらないようにしたい場合は、クリニックのホームページ集客|更新・計測を始める5ステップで、計測の準備から月ごとの確認までの進め方を確認できます。
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参照資料・本文の確認日:2026年10月11日